台湾進学の流れ 大学受験から入学までの日程

 台湾の新学期は9月。日本は4月ですから、およそ5ヶ月の差があることになります。
台湾の大学受験シーズンは1月〜5月なので、たとえば現役高校生でしたら、日本の学校卒業後に、出願などの手続きを進めていくことができます。
(※ 募集の早い一部の大学は前年12月に締め切り。遅い大学だと5、6月まで受付しているところもあります)
外国人の受験は書類選考なので、日本にいても出願は可能です。
あるいは、3月に卒業してから、9月の入学までの間、台湾で中国語学校に通いながら受験することもできます。
日本の大学受験で志望校に合格できなかったなどで、その年度は大学に入らない(いわゆる浪人)期間に語学留学して、台湾に進学する針路へ進むことももちろん可能です。

 日本から直接、台湾の大学入学を目指す「Aルート」と、台湾現地で語学留学しながら、大学へステップアップする「Bルート」の2種類のルートを下記に説明します。
台湾の学部・学科のほとんどは、もちろん中国語で授業をするので、基本的な中国語能力は必須です。
 "大学に入学してから身につけよう"
 "海外の大学に入学した履歴が欲しいので、ひとまず入れればいい"
そのような考えから、中国語能力を要求されない学部・学科を受験して、取り急ぎ入学するかたもいます。 しかし、中国語能力がないと、授業に着いていけなかったり、日常生活にも困るため、結局、休学や中退してしまうケースが多くあるのが実情です。
そのため当社では、まず初年度は、大学付属の中国語学校へ語学留学する「Bルート」を推奨しています。
高校生から始められる準備留学

 近年は、中国語コースがある日本の高校も増えていて、また自身で学習されたりして、高校卒業時にある程度の中国語能力を備えているかたもいらっしゃいます。 そういったかたでしたら、高校卒業から直接、台湾の大学に進学する「Aルート」でも支障は少ないかと思います。

Aルート

直接に大学入学を目指すルートです。

8月
(入学 13ヶ月前)
夏休みを利用して、台湾の大学を見学・下見。
7月〜9月には、大学付属の中国語学校で、高校生でも入学できる夏季講座が開講されるので、そういったコースに参加するのもオススメです。
学校見学や夏季講座も、当社でサポートできますのでご相談ください。
11〜12月
(入学 10〜9ヶ月前)
募集要項の発表
早い学校だとこの時期から、外国人枠の募集要項が公開され始めます。
(一部の国立大では、12月に出願を締め切る学校もあります)
1〜2月
(入学 8〜7ヶ月前)
志望校の選定
2〜3月
(入学 7〜6ヶ月前)
出願書類の準備
学歴証明・成績証明書や財力証明、推薦文・自己PR文などを揃える
3〜5月
(入学 6〜4ヶ月前)
出願
期限は、学部・学科によっても違いますが、国立大学で3月下旬~4月上旬、私立大学で4月下旬です。
受付期間が長い学校や、二次受付がある一部の学校では、5月ごろまで出願できるところもあります。
6月
(入学 3ヶ月前)
合否発表
発表からだいたい1ヶ月以内に、入学か辞退かの返答をします。
入学先が決まれば、入学手続きに移ります。
7〜8月
(入学 2〜1ヶ月前)
渡航準備
住居・寮など部屋探し
ビザ申請手続き
9月 入学
履修登録などの諸手続き。

Bルート

まず現地で中国語を習得しながら、進学を検討するルートです。

3月
(入学 18ヶ月前)
日本の学校を卒業
4〜5月
(入学 17〜16ヶ月前)
台湾の大学付設中国語センターに入学
(大学付設校の入学資格は高卒です)
5月末から、夏学期が始まる学校が多い。
6〜12月
(入学 15〜9ヶ月前)
語学留学
大学付設中国語センターで中国語習得
1〜2月
(入学 8〜7ヶ月前)
志望校の選定
2〜3月
(入学 7〜6ヶ月前)
出願書類の準備
3〜5月
(入学 6〜4ヶ月前)
出願
6月
(入学 3ヶ月前)
合否発表
7〜8月
(入学 2〜1ヶ月前)
住居・寮など部屋探し
ビザ申請手続き
9月 入学

先年、実際に当社が受験サポートして、台湾の大学に進学した実例を紹介します。
台湾正規留学 出願・受験から入学までの実例