台湾の大学入試 外国人や華僑の入学枠

 台湾の大学(学士)に、外国人学生枠で受験するにはいくつかの条件があり、たとえば華僑だと外国人学生ではなく別の待遇となります。
華僑(中国籍・台湾籍)は、その他の外国人学生とは出願期間や、入学できる学科なども違ってくるので確認が必要です。

外国学生

 台湾・中国・香港・マカオ以外の国籍で、これまで台湾(中華民国)国籍を有したことがなく、直近の6年間以上、台湾国外に居留している者。
もし、台湾に年間120日以上滞在したことがあると資格がなくなります。ただし語学留学や交換留学・実習等で合計2年未満の滞在までは除外されます。

国外育ちで、中国語が話せなかったとしても、台湾や中国の国籍だと外国人枠は適用されません。

僑生

 いわゆる台湾国籍の「帰国子女」です。 親が台湾人で、自分が台湾のパスポートを所持しているケースなどが当てはまります。
台湾国外生まれの台湾国籍保有者、かつ台湾国外に直近の6年以上連続で居留していて、その国の居留資格を有している者。 ただし中国や香港などの地域は「国外」に該当しません。
 また、海外生まれや海外育ちでも、もし、台湾に年間120日以上滞在したことがあると資格がなくなります。ただし語学留学や交換留学・実習等で合計2年未満の滞在までは除外されます。

陸生

 中国(大陸)の出身者です。中国以外の海外生まれでも、中国国籍であれば該当します。
台湾の大学・大学院への留学が、政府により許可されているのは、 北京、上海、江蘇、浙江、福建、廣東、湖北、遼寧の8地域に籍がある者に限られ(2018年現在)、それ以外の地域の省籍だと、台湾には留学できません。
中国のセンター試験に当たる「普通高等學校招生統一考試」(高考)を受験していることが条件です。

香港・澳門

 香港・マカオの居留資格を有し、直近の6年間、台湾国外に居留している者。